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自発的に髪を押し、曲技を壊す断髪と絶食。 政治家や社会的弱者が主に使用された抵抗手段である。 
 
自己虐待を通じて大衆を説得して共感を得ようとする行為だ。 すべての闘争が失敗して、もはや退くところがないとき取り出しかかる最後の闘争ツールでもある。 

この極端な闘争方式は、韓国政治史で、多くの場合突破口になった。 金泳三大統領の23日間ハンストが代表的である。 

1983年新民党総裁であった彼はハンストに「自宅軟禁解除」という成果を勝ち取って、民主化闘争に導火線になった。 

政治的意思を貫徹するために命をかける行為に世論が動いたのだ。

最近野党政治家が祖国法務部長官に任命に抗議し断髪リレーに乗り出している。 

イオンジュ無所属議員が国会前で「チョ・グク任命撤回」「民主主義死亡」を叫んで断髪したのに続き、パクインスク自由韓国党議員が参加した。 
 
断髪は「女性らしさの放棄」を意味するという点で二人の女性議員の決断は、政治的所信と決起を示したが、同時に衝撃や不快感も与えた。 
 
ついに16日には、黄教安韓国党代表が青瓦台のチョ・グク長官辞任を要求し断髪を敢行した。 
 
問題を懸念していた党代表が頭を切って「戦闘態勢」に突入したのだ。

政権に対する怒りを丸刈りという極限行動に表出したのだから、彼らの真正性を疑って「ショー」や「イベント」に貶めてはならないことである。 
 
しかし断髪、断食、場外闘争など旧態依然の方式を踏襲することについて失望感を表出する人々も少なくない。 
 
合理的なミレニアム世代が果たして自害の痛みを訴え、相手を不快にする旧時代的闘争方式に好意を持つか。 

特に30・40代の中途層や無党派を引き込まなければならする韓国党としては、貧困な政治的想像力から抜け出し、新しい政治、国会内でスマートな闘争方式を見せなければならない。 
 
断髪のような自傷ショック療法での結集は難しく見える




韓国の政治は基本的には全て、右派と左派の対決に基づいてやってますからね。
 
キム・デジュンを始祖とし、ノ・ムヒョンを継いで、ムン・ジェインに至る左派。
 
パク・チョンヒを始祖とし、イ・ミョンバクを経て、パク・クネに至る保守。
 
この右派左派対立は、どちらかの勝者が相手を粛清しない限り終わらない。
 
常に互いを全否定する。相手陣営を潰す為だけに、安保・外交・経済の政策を組み立てる。
 
この対立が終わらない限り、韓国は国益重視の政策は取れないと思いますよ。
 
何度か『韓国は2度内乱をして決着つけないと無理』と言ってるのは、韓国国内で1回、北朝鮮と1回で完全な意思統一しない限り、常に内部事情に引きずられて、目が濁り、トンデモ政治を繰り返す。
 
イ・ミョンバクとパク・クネの9年は本当はチャンスだったんですけどね。左派壊滅の。
 
なのに左派の顔色を見て手を緩め、かと言って左派は遠慮する事無くパク・クネを突き落として韓国を掌握した。
 
戦争は殲滅を第一義にしないと負けるのに、反対の事をしたんだから当然の結果。
 
その対立構造がある限り『国の為』では挙国体制はできない。目的とする国の形が違うから。
 
唯一、全韓国人が支持するのは反日のみ。反中反米では常に割れても、反日なら全員賛成する。
 
ただし韓国右派は親米だから、これ以上の反日は反米につながると知っているし、反日を打ち出せない。
 
それを知っているからこそ左派は『親日派!』と畳み込んで、国内の完全掌握を試みてる。
 
右派は打つ手ないですよ。親米である以上、常軌を逸した反日も出来ない。
 
あるとしたら経済面の批判だけですけど、少なくともムン・ジェインはテレビは掌握した。
 
司法も掌握。軍も動けない。もう情に訴えて丸坊主で同情買うしかない。
 
それでもチョ・グク就任で無理筋が通ると実証されましたから、勝ち馬に乗る動きは止まらないでしょう。
 
ただ勝ち馬と思ってるムン・ジェインは、国外的には駄馬と知れてしまったんですけど、コップの中で生きてる韓国人は大した問題ではないでしょう。
 
韓国人の望みは、『国益』ではなく『国内での自派閥の勝利』ですから、国益で判断する日米には韓国を理解できない。
 
だからこそ韓国を理解できるのは、国益ではなく『国内での自派閥の勝利』に拘る北朝鮮と中国だけじゃないですか。
 
まぁいずれにせよ・・・・丸坊主をディスのは止めろ!